ワイヤーメッシュを使用する理由

ワイヤーメッシュ(溶接金網)は建設分野において、コンクリートのひび割れ防止を目的に使用されています。もともと強いコンクリートを、さらに補強する必要性はあるのでしょうか。そこでこちらでは、ワイヤーメッシュを使用する理由についてご説明します。

引っ張り強度をさらに高める

コンクリートは、圧縮に対しては強く、引っ張る力には弱いという特徴があります。変形する力が加わったときには、引っ張られたところが割れる可能性があります。これを防止するため、引っ張りに強い鉄で作られたワイヤーメッシュによる補強を行います。車などの重いものが頻繁に通る場所では、曲げの力が加わるので、内部では圧縮の力と引っ張りの力が生じます。ワイヤーメッシュを入れ込んで引っ張り強さを高め、ひび割れを生じにくくする必要があります。

また、コンクリートは収縮するものなので、収縮目地材(材料名:エキスパンタイ、エフタイト)を使用するのもひび割れをコントロールするのに効果的です。

重量を減らす

普通鉄筋を2重・3重に重ねると、総重量が重くなる上に施工費用もかさみます。そこで経済的なワイヤーメッシュを使用すれば、強度を高めると共に、鉄筋量を節減することが可能です。壁や床の厚さが減らせるため、高層建築で求められる重量の軽減に効果があります。また維持費を節約しながら、建物の耐久性を高めることが可能です。

工期を短縮する

厳格な管理がなされた工場で生産されるワイヤーメッシュは、材質や寸法が正確です。そのためコンクリート打設の乱れがなく、現場での組み合わせや結束にも手間がかかりません。少人数での作業が可能で、熟練工でなくても施工できます。人件費の削減、作業時間や工期の短縮、建設現場の省力化に貢献しています。

このように、ワイヤーメッシュには様々な利点があるため、幅広く利用されています。ひび割れ予防や強度補強、コスト削減のためにも、ぜひ活用されることをおすすめします。

当社が販売しているワイヤーメッシュは、様々な用途に対応できる、コストパフォーマンスに優れた商品です。ご注文にスムーズにお応えできるよう、線径2.5mm、5.0mmのタイプをご用意しております。また、収縮目地材(材料名:エキスパンタイ、エフタイト)もご用意しております。発送エリアや施工方法など、ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

2024年4月
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